【Amazon輸出】勝手に仕様変更!OEM販売の落とし穴

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オリジナル商品の失敗あるある

無在庫輸出やFBAでの薄利多回転から見ると、価格改定もせずにずっと一定ペースで売れ続けてくれるオリジナル商品の存在はありがたいものです。

しかし、独自路線に失敗は付き物。今回も実際にあった失敗事例をご紹介します。

どんな商品?

よくあるパターンはamazonでの売れ行き商品を見極め、それに似た商品、またはそれを上回る品質や性能・機能を持った商品を製作依頼して進めていくことがセオリーです。

しかし、今回の商品の事例は少し変わったパターンです。

ある案件で商品構成の打ち合わせに行っている時に、流れでそのメーカーの下請け企業の存在も教えていただきました。そして、メーカーの担当者は下請け企業のパンフレットも持っていたので確認させてもらうと、下請け企業の製造品が、大手企業工場の生産過程で使われている様子の写真が拝見できました。

ふと、「これは別の用途として使ってみると面白いかも!」と思い付きました。

さっそく、企業担当者様の方に下請け業者の営業担当者の連絡先を教えてもらい、後日、大手企業の生産過程で使われている製品の調達を行いました。見た目は微妙ですが、大手企業の生産を支える物なので、性能自体はとても良いものでした。

名付けて、まかない仕入れ。

まかない料理。皆さんもテレビなどでご存知でしょうか?飲食店のスタッフなどが、店内の端っこで食べてる自分達用の食事です。それ見た常連のお客さんが、「お、なんか面白い物食べてるじゃん。俺にも提供してよ!」という流れで、常連客に提供され、さらには一般メニューに格上げされていく状態。

今回の事案もまさにそれでした。

このように、製品を仕入れて違う用途でamazonで売りに出していく事、このような仕入れスタイルを「まかない仕入れ」と呼びます。(いま決めました。)

オリジナルパッケージ作りamazonへ投入

そのまかない製品を、オリジナルパッケージを作り、様々な利用事例の写真とSEOを意識した商品説明を組み合わせamazonで販売です。結果、思惑通りまずまずの売れ行きです。特に、実際に利用されたお客様の反応は、品質の高さからとても良好でした。

しかし、ある時悲劇が・・・

追加仕入れを行ってからしばらく経ったある時、検品スタッフが「違う!」と一言。在庫補填のために開けたそのダンボールは、本来の商品と明らかに変わっているものでした。てか、色まで変わってるし(笑)

納品書を確認しても型番違いなどは見られません。そもそも、その製造業者には型番違いの類似製品も無いはずです。確認してみると、大多数を納品している大手製造企業から製品の仕様変更要望があり、それに準じてその型番の仕様を変更したようです。

自分達はその製品を小ロットで定期的に仕入れるため、製造元からしたら利益はまだまだ微々たるもの。製造元としては、大手企業の要望が第一です。それでも仕様変わる旨を一言を頂ければ有り難かったのですが・・・。

 

余談:いすゞという自動車メーカーをご存知でしょうか?

【ど~こまでも~  どこまでも~  走~れ走れ~  いすヾのトラック~♪】

のあのメーカーです。今はトラック&バス専門の産業車メーカーですが、1961年~1992年までは乗用車を製造を行っていました。特に、いすゞ117クーペなどは今も銘車として語り継がれています。しかし、元々トラックメーカーであるため、納車時にトラブルがあったと聞きます。

普通、新車を買うと輸送車でディーラーまで運ばれて、ディーラーでお客様に手渡しという流れになっています。しかし、いすゞは元々トラックメーカーです。トラックは製造工場から陸送されての手渡しが普通です。

その昔、いすゞ乗用車の新車が売れました。セールマンが工場からお客様宅まで新車を自走して届けたところ、既に走行距離が伸びていて、砂ぼこりもかぶっていて、お客さんがブチ切れた事があったと聞きます。

まさにこれも、業界の当たり前を別業界に持ち込んだ悲劇と言えます。

 

検品はしっかりしましょう!

今回のトラブル、悪いのは何の知らせも無く仕様変更した製造元が悪い!と言いたいところですが、届いてすぐに検品して抗議すれば返品可能だったと思います。しかし、製品を買い入れてから結構な時間が経過していました…。

つまり、悪いのは追加発注した製品を検品もせずに保管していた自分達の責任です。

そして、オリジナル商品以外でも、このようなデザインの仕様変更などは起こります。特に、FBA輸出販売をされている方は気をつけましょう。問屋から製造元まで様々な仕入れ先がありますが、仕様変更を教えてくれたりするメールのやりとりの頻度は、営業マンの能力に左右されます。

担当営業マンが急に退職していて、商品仕様変更のお知らせを受け取れず、納品して初めて知るという事も0パーセントとは言えません。

「届いた商品はすぐに検品を!」学生の頃、小売りのアルバイトをしていた時に言われた気がしましたが、改めてその意味を実感しました。

 

このような事例を【まかない商品の悲劇】と呼びます。(いま決めました。)

この記事を書いた人

YOKO
ブログを書きながらポチポチフォトショップやイラストレーターをいじっている人。何故かECプラットホームの抜け穴を見つけるのが得意。商工会議所や銀行、ジェトロなどの情報商材以外のセミナーで仕入れた内容も発信していく予定です。

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