【Amazon輸出】無在庫販売にまた障害!?日本郵便がEMS料金値上げへ

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【Amazon輸出】無在庫販売に障害!?日本郵便がEMS料金値上げへ

アマゾン輸出、特に無在庫販売については、次から次へと壁が立ちはだかっています。順を追って見て行くと。。。

 

2015年2月1日に追加されたNovelty SKU Limits

「恐ろしいほどの商品を出品しているセラーさん。こちらamazon側のサーバーも苦しいので、ちょっと管理費頂きますよ。」

というアマゾン御達しです。

Fee Details

Effective February 1, 2015, we will begin to calculate the monthly High-Volume Listing Fee based on the number of active non-media SKUs you offered for sale on Amazon.com. The High-Volume Listing Fee will only apply if you exceed 2 million SKUs in a given month, and will be applied to your highest number of SKUs above 2 million at any time during that month. For each active non-media SKU over 2 million, a fee of $0.0005 per SKU will apply. For example, if during the month a total of 3 million active non-media SKUs were made available by you, the fee applied for that month will be $500 (3,000,000 – 2,000,000 SKUs = 1,000,000 SKUs x $0.0005). The fee will be calculated monthly and shown in the next month’s statement. For instance, if you incur the fee during February 2015 you will see the charge for the High-Volume Listing Fee in your March 2015 statement.

by amazon.com

和訳:たとえば、ある月に本・ミュージック・ビデオ・DVD以外の出品SKU数が合計で300 万点になった場合、手数料は下記計算式により$500になります。

3,000,000 SKU – 2,000,000 SKU = 1,000,000 SKU
1,000,000 SKU × $0.0005 = $500

アマゾン:「”テキスト形式のデータだから何万件でも管理楽勝でしょ!”と思っているかもしれないけど、それだけの商品点数で頻繁に価格改定とか指示されるとサーバー負荷だって大変なんだからね!プンプン‼」というamazonの悲鳴です。

 

2016年2月1日に追加されたValid Tracking Rate

アマゾン「追跡番号が無い方法で発送されるとお客さんが心配するし、そもそも発送した後で”荷物が途中で消えました!”とか”税関に没収されました!!”とか言う人多いでしょ。あれ本当に出荷してるの?在庫切れの言い訳じゃないよね??やっぱ絶対在庫切れの言い訳でしょ!!」

「アマゾンでの新規購入者が商品届かないことで悪評拡散されても困るから、今度から基本は追跡番号付きで発送してね。」

というアマゾンお怒りの改定です。アマゾンとしては、

  • 在庫があるなら早く送ってくれ。無いなら早くキャンセルしてくれ。
  • 追跡番号を追加して、バイヤーに荷物がどこにあるか伝えましょう!
  • 発送したふりして48時間後に「輸送キャリアの問題で荷物紛失しました!」みたいなサル芝居は不要!

ということ。

 

そして、今度は、、、

2016年6月1日 日本郵便によるEMS料金の値上げ

アマゾンではなく日本郵便がややお疲れの様子です。

JP POST「中国への輸出入とか、みんなEMSを利用し過ぎ!本当は海外引っ越しや、サンプル品の迅速な転送のために使ってもらいたいサービスなんだけど、何でもかんでもEMSで送る人いるでしょ?遊戯王などのトレーディングカードとか…。人手不足なところに、そんな物品を速達で頼まれると困るんだよね。」

という事かも。

他にもこんな側面があると思います。今までのEMSの場合、1~300gまでが同一価格という事は、230g程度の荷物を貧相な梱包でギリギリ300g以内に収めれば、なんとか発送する事が出来ました。しかし、貧弱梱包で送った挙句、内容品が破損して保証問題で日本郵便とすったもんだが発生…。それなら1~500gまでが同一価格にしてしまった方が、小物でも丈夫なダンボールで梱包出荷してくれる利用者が増えるのでは?という意図です。

 

そんなこんなでEMSは2016年の6月1日から500gまでが最低料金としてスタートします。

  • アジアが1,400円から
  • アメリカが2000円から
  • 中東(イスラエルなど)2000円から
  • オセアニア(オーストラリアなど)が2000円から
  • ヨーロッパ(イギリスなど)が2200円

特に、アマゾン輸出などでは一番使うアメリカやオーストラリアのEMSスタート料金が1200円から2000円になった事が衝撃的です。アマゾン無在庫輸出でスタンダードシッピングとエクスペディテッドの価格が少なく設定している場合、しっかりと価格差を見直す事をオススメします。

 

文字ばかり長くなってしまったので、ベゾス氏の動画貼っておきます。

 

Valid Tracking Rateについての再考察

さて、また話を追跡番号が必要なValid Tracking Rateに戻します。

日本からアメリカのアマゾン宛てへの発送に追跡番号が必要なValid Tracking Rateですが、追跡番号としてアマゾン側が対応しているキャリアは、

  1. UPS
  2. UPSMI
  3. USPS
  4. DHL
  5. DHL Global Mail
  6. FedEx
  7. FedEx Smartpost
  8. OnTrac
  9. Newgistics
  10. Canada Post
  11. Lasership
  12. EMS
  13. EUB

となっています。

アマゾン輸出無在庫をやっている人であれば、「あれ?SAL便書留やeパケット書留など小型包装物での書留は対応してないの??」と思うかもしれません。一応、私も国内からeパケットで出荷した商品の追跡番号をアップロードすると、その追跡番号もValid Tracking Rate 100%のうちに含まれている様子なので問題なさそうです。今のところ。

 

ebayもamazonも個人輸出のブームの始まりの段階では、自分やSOHOさんが個々に商品を登録して、海外に対してEMSで出荷する事が一般的でした。その後、セミナーや情報商材などでどんどんセラーが流れ込み、EMSでの発送では価格競争に勝てず書留付き小型包装へ⇒その後、書留付きでは価格競争に勝てないのでSAL便の書留無しで発送という方向に落ち着きました。

以前よりamazon.comで米国以外から購入しているバイヤーにとってみれば、EMSで少ないセラー数で販売されていた時よりも商品が30-40%ぐらい低い金額で手に入るようになったと思います。しかし、いつ届くのか・今どこにあるのか分からない商品を待つのは苦痛に他なりません。

 

なぜこのようなルール改定が起こるのか?

そもそも、何故このようなルール改定が起きるのでしょうか?アマゾンの企業理念を見てみましょう。

Earth’s most customer-centric company.
訳:地球上で最も顧客想いの企業となる。

by ジェフ・ベゾス

シンプルですが、この一言に集約されていると思います。アマゾンは「私達は何でもひたすら安く提供する」とは言っていません。

アマゾンでは、安さ・早さ・カスタマーサポートの質が統合的に重要であって、それらが数値化されてセラーアカウント評価となり、カートの取得を左右します。SAL便書留やeパケットでの追跡番号付きでは、アマゾンの求めるスピードに達していないから正式には認めない。それが暗黙の設定となっているのだと思われます。

  • なぜ追跡番号が必要になったのか?
  • なぜ24時以内に顧客からの連絡に返答しないとセラーとしての評価が下がるのか?
  • なぜルールが更新されていくのか?

これらの答えはアマゾンの企業理念に含まれているはずです。

【木を見て森を見ず】

この言葉を忘れないようにしましょう。

これからもアマゾン側でのアップデートは行われていくと思いますが、きっとそれらのアップデートは【地球上で最も顧客想いの企業となる】に沿ぐわない内容が変更されていくのだと思います。日本人セラーで評価の傷んでいるセラーを見つけたら、その評価内容を読み、ネガティブな理由を見つけましょう。その理由、いずれアマゾンは改善に向かわせるはずです。

色々長く書きましたが、結局は「FBAに入れて販売してくださいよ!」というのがアマゾンの答えです。

これまた早く言えという話でした。

 

この記事を書いた人

YOKO
ブログを書きながらポチポチフォトショップやイラストレーターをいじっている人。何故かECプラットホームの抜け穴を見つけるのが得意。商工会議所や銀行、ジェトロなどの情報商材以外のセミナーで仕入れた内容も発信していく予定です。

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