【Amazon輸出】EUからイギリスが離脱、どうなるAmazon輸出

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■ EUからイギリスが離脱、どうなる輸出

先ほど、イギリスの国民投票の結果、欧州連合(EU)離脱派が勝利しました。
今後、約2年のスパンを経てイギリスがEUから離脱する事になるとの見通しです。
さらに、その結果を受けイギリスのキャメロン英首相が辞意を表明しました。

皮肉にも、先月の伊勢志摩サミットで世界経済の現状を「リーマンショック危機前夜」と表現し、海外からもバッシングを受けた安部総理は今何を思うでしょう。
ちなみに、この離脱を受けて、ツイッターなどでは総理が預言者なんじゃないかと盛り上がってました。

さて、そんな世界的な危機状況の中、今回の記事では次の内容を語りたいと思います。

  • 今、何が起こっているのか?
  • この危機的な状況で我々はどのようにしてAmazon輸出を乗り越えれば良いのか?

 

では、まず最初に今後のイギリスとEUの今後の展開について語りたいと思います。
まず、展開として起こりえる大きな出来事として、泥船からの脱出と言わんばかりの不穏な動き出しが二つあります。

 

 EU内に蔓延る離脱連鎖の可能性

一つ目は、EU内に蔓延る離脱連鎖の可能性です。
今回のイギリスの離脱余波を受け、元々国内で離脱支持が少なくなかったオランダ、フランス、スウェーデン、デンマーク、フィンランドなどの国々がドミノ式に離脱なんて事も、今後数年の間にあり得るかもしれません。
各国の野党では、軒並み「国民投票を行うべきだ」と叫びだしています。

この連鎖を食い止めなければ、EUは本格的に壊滅する事になり、さらなる円高・株安も予想しなければなりません。
だからこそ、EUは今回の騒動の発起人であるイギリスに対して、かなり厳しい条件での交渉見せしめ)を行っていく事になると思われます。
EU側は、他国に広がる恐怖心を抑えるためにイギリスに早期の決着を望んでいますが、果たして2年で決着がつくかどうか定かではありません。

ちなみに、今回の騒動で2年という期間が良く報道されますが、この2年という数字も条件次第(※EUで満場一致の賛成)では、延長する可能性があります。
実際に、そうなるだろうとの声も上がっているようです。

 

 イギリスが抱える内部分裂の可能性

二つ目は、イギリスが抱える内部分裂の可能性です。
結論から言うと、スコットランドがイギリスから独立する可能性が高まってきました。
さらに、北アイルランドも続く可能性があります。

事実、スコットランドではイギリスから独立すべきとの運動が起こり、今から約2年前の2014年9月18日に住民投票が行われました。
その際には、賛成派44.7%、反対派55.3%という接戦の結果、僅差で反対派が勝利した事でイギリスへの残留が決定しています。
しかし、日本で報道されるニュースなどを通してもご存じの通り、この独立運動はその後も度々再熱しており、今回のイギリスの投票結果をふまえても、既にスコットランドの首相は再度独立を図る為の住民投票を行うような内容の発言を行いました。

これを便乗と捉えるニュースもいくつか出ていますが、それは違います。
今年の初めにも、スコットランドの首相は「国民投票でスコットランドがEU残留を支持し、英国の残りの地域が離脱を支持する結果となった場合、スコットランドの住民は英国からの独立について考え直したいと思うだろう。」と発言しているからです。
ちなみに、今回のイギリス国民投票。
内訳として、スコットランド内での投票結果残留が62%、離脱が38%だった訳ですから、スコットランドとイギリスの考えは相反していると言えるのではないでしょうか。

では、そもそも何故スコットランドが独立したいのか?

その答えは、ヨーロッパ随一の石油埋蔵量を誇るとされる北海油田にあります。
地域的には、スコットランド側にあるにも関わらず、イギリス政府にこの利権を握られています。
もしも、独立した場合、この北海油田の利益だけで1人頭1000ポンド(※約17万)もの所得が増えるとされているのだから、住民やスコットランド側の独立運動家にとっては強い希望となっています。
また、スコットランドには北海油田だけでなく、ヨーロッパの25%の風力・25%の潮力・10%の波力などによる発電を占めているとされています。

このように、スコットランドには資源・文化に恵まれていますから、この可能性が現実のものになった場合、イギリスの損失は計り知れません。
過去にEUの欧州委員会委員長は、「独立国家スコットランドがEUに加盟するのは難しい、不可能に近い」と発言していますが、このイギリスEU離脱問題を受けて、もしも独立になった日には、ヨーロッパの資源国家に対する世界の考え方がどのようにして変わっていくのかが注目されるところです。

次に、北アイルランドではどうなのか?

実は、北アイルランドでもEU残留支持派が多い地域であり、その数値は56%に及んでいました。
北アイルランドでは、アイルランドとの統一を目指す野党がこの流れに強く出ようとしていますが、民族の比率的な所から見ても、スコットランド程に独立や統一の可能性が高いとは思えません。
しかし、イギリスがEUに残留すると大方が見ていた市場動向が覆っている訳ですから、何が起こるか分かりません。

独立などに関して、重要な要素となるのは経済的な自立が出来るかと歴史や民族性がどれだけ高い割合を占めているかに焦点が当たると思います。
元々、イギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドなどの国から構成される連合王国です。
普段、我々はイギリスという一つの国として見てしまいがちですが、例えばサッカーの代表などを見ても分かるように、日本代表はあるのにイギリス代表というのは存在しません。
イングランドにはイングランド代表、ウェールズにはウェールズ代表として、ワールドカップなどに参加するのです。

くしくも、現在、欧州サッカーの1番を決める為のユーロ2016という大きな国際大会が開催されています。
サッカーの代表戦には「代理戦争」という考え方があり、国を応援する事で不平不満・イライラ・やっかみなどの感情を一気にぶちまける、そんな発散の場でもあります。
実際、サッカーの試合が原因で、ホンジュラス空軍がエルサルバドルを空爆してしまい、戦争になった事だってあるぐらいです。(※興味がある方は、調べてみてください。)

話が逸れてしまいましたが、我々日本では「都道府県」で構成されますが、イギリスは「国」で構成されているだけに、各々の民族意識・感情の高ぶりが全然違うという事です。
イギリス崩壊への大きなきっかけとなる可能性がありますから、特にこの動きに関しては気を付けて情報を追っていくべきです。

 

 円高によるダメージ

円高は輸出事業者にとって、まさに向かい風、逆風です。

無在庫であったり、単純なFBA販売での輸出では、やはり急激な円高に振れてしまうと利益率の低い商売ほどダメージを受けやすくなり、Amazonから離脱してしまう人が多いです。
逆風の時ほど、心理的に帆をたたみたくなるのは当然の話。
この煽りを受けて、イギリスと共にAmazon輸出から離脱する人が多いのではないでしょうか?

特に、Amazon輸出では本当は実績も無い先生だとか師匠だったりと崇められる人の情報商材を見て、副業として参入される方が多いので耐久力が無いです。
株で稼げなかった、FXで稼げなかったと痛い目にあった人がこの物販に流れてきている現状も多いです。
そんな状況を見ていて、皆さんが為替などの数値の変動や根拠のない商材に一体どれだけの人生を委ねているのか、目も当てられません。

ただ、それでも私が非常に勿体ないなと思うのは、辞めて行かれる方の大半がリスクヘッジに弱い所です。
リスクを解消する為には徹底的な対策と時間が必要ですが、分散させるのであれば、基本的に横展開をして行くだけで成り立ちます。
何事にも動じない心を手に入れる為には、1つのビジネスだけでなく、複数のビジネスの基盤を作る事が重要という事です。

具体的には、Amazon輸出を少しでもやっていたのであれば、自分の身に付けたスキルや知識を捨てず、辞めるぐらいなら横展開するべきという事です。
腰を据え過ぎても駄目、軽すぎても駄目。
重心を決めつつ、柔軟に推移出来る考え方が一番だと思います。

 

 為替変動はさよなら、為替の煽りを受けない物販

私の場合、円高のあおりを受けるFBAや無在庫などの輸出をふんだんに行っていますが、逆に円高で好調になる輸入に関しても同様の事を行っています。
また、それだけは無く自社商品などの利益が高いものであれば、円高だろうとなんだろうと不安にさせる為替の数値とはさよならして過ごしています。

特に、このAmazonというプラットフォームにおいては、実験や解析を繰り返してきましたから他の人では到底知らない事を知ってます。
以前、武器を持つ事の重要性についてお話ししましたが、自分の武器はそこにあります。
その武器があるから、「そんなの売れないだろ」、「需要ないだろ」って製品でも売れるように出来てしまいます。

やはり、その武器の上から見てしまうと自分の結論としては、こうです。

  • 無在庫は、初心者に向かない。
  • FBAは、資金と努力ありきのビジネス。
  • 製品開発は、多少の資金があれば副業レベルから大企業レべルまで勧められるビジネス。

2~30万を製品開発に投資して月に4~5万の利益は確実に出る方法だってある訳ですから、その分の額を下手に変動して不安になる数値に賭けるのは勿体ないなと思ってしまいますね。
もちろん、そんな手法だったりは記事として書けるレベルじゃないですから、具体的な内容まではこういった記事で手に入るとは思わないでください。

 

■ 最後に

個人レベルで出来る自社商品の開発や簡易的な販売戦略に関しては、過去にも記事で書いてますし、今後も書ける範囲で書いていきます。
それでも、具体的な手法や詳細な分析データなどの公表をすべきかしないべきかを悩む事が多いです。

ちなみに、アマゾンウォーカーではAmazonからEbayまでをサポートする顧問契約が定期的に開かれています。
そこでは、クライアント様と共同で実験を行ったり、ビジネスを行ったりするような関係もありますし、物流の送料面から何から何までもサポートしています。
その為、顧問契約のお客様との利害関係もありますので、公表できない部分もある訳です。

それでもお問い合わせには初心者の方から上級者の方まで、真摯に向き合わせて頂いてます。
その時の内容と信頼関係の構築具合によっては、ブログでは公表できない事まで回答しているかもしれません。

P.S.

EUのルールによって束縛され、システム変更を余儀なくされたAmazon側が、この2年でイギリスをどう取り扱うのかが楽しみです。
ひょっとして、Amazon欧州のセラーセントラルからイギリスが独立なんて日もあるかも?

この記事を書いた人

TAITOBA
自らがECとしてのプレイヤーである傍ら、年がら年中、Amazonの実験や解析に打ち込む。 そんな日々から得た貴重なデータやどうでもいいデータ、さらにECについて思う事などを好きなだけ語り尽くします。

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