【Amazon輸出】アメリカAmazonで複数アカウントを持てなくなる日

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アメリカAmazonで複数アカウントを持てなくなる日

近年めまぐるしい変化を遂げているAmazon。
そんなAmazonに新たな変化が訪れようとしています。

今回は、そんなAmazonの静かでいて大きな変化について語る事に致しましょう。
ただ、勿体ぶっても仕方ないので、まず始めに結論から言いたいと思います。

我々は、そう遠くない将来に

『Amazonにて本格的なIDチェック(※身分証確認)の規制が入る』

との考えに至っています。

ちなみに、これは全てのセラーアカウントに対してです。

「だからどうした?」という我関せずな方もいらっしゃるかもしれません。
また、「根拠はなんだ?」と疑いを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

説明するのが苦手なたいとばですが、皆さんに関わる事なので、

①『根拠』
②『あなたも関係するかもしれませんよ』
③『何故、そのようになるのか?』

このように分けて書き綴りたいと思います。
では、始まり始まり。

後にも先にもまずは根拠

根拠は二つ存在します。

事の気付きは、数か月前に遡ります。
2016年の終わり頃でした。
何時ものようにセラーアカウントを量産していた時の事です。

アメリカのAmazonにて『余裕余裕♪』とばかりに作成していた所、あるヨーロッパのアマゾンアカウントを作成する際に見慣れた『身分証確認』のステージが出現したのです。
一瞬、目を疑いましたよ。
正直、「ヨーロッパのアマゾンアカウントを間違えて作っているんじゃないか!?」と思いました。

しかし、ドメインは『sellercentral.amazon.com』。
さらに、間違っているはずがないのです。
だって、自分の場合、ほぼ自動的にセラーアカウントを作成していますから。

それでも、何度か目をぱちくりさせました。
が、無情にも身分証確認は出たままだったわけです。

ちなみに、その頃のAmazon.comは、アカウント開設時のサイトテンプレートをレスポンシブな形状へと試験的に修正していました。
なので、旧開設時のHTMLと新開設時のHTML構造が違うために、システムをちょちょいと修正する必要があった事を覚えています。

ただし、Amazonは急激にサイトのテンプレートに変化を起こしません。
「あれ?急に変わったな」と思う方も多いかもしれませんが、実際には利用層の低いユーザーエージェントに向けた試験導入、あるいは特定のサーバーのみに新しい形式のテンプレートを切り替えるなどして、システムエラーの頻度等を確認しています。
これは、もう何年も前から同様の手法を取ってきているので、分かりきっていることです。
前にもお伝えしましたが、このような試験を日本から始めるケースもあれば、アメリカから導入していくケースもあります。

その時は、まぁ色んな技術的手法を使って、この本人確認を潜り抜ける事に成功したわけですが、結局自分が見たのはAmazon.comからの予期せぬ本人確認だったわけです。
その瞬間、自分の中でマルチアカウントに対する危機感がより増幅しました。

皆さんが気づかぬ間にも、既にAmazonは数か月前から試験的にこのような表示をアカウント開設中のステップに組み入れていたという事です。

これが一つ目の根拠です。

そして、二つ目の根拠に続きます。

本人確認資料を求めてくるページ

二つ目の根拠は単純です。

アメリカAmazonのセラーセントラルへログイン中に、以下のURLを叩いてみてください。
そしたら、自分の言う事の信憑性が高い事に気付いて頂けると思います。

アマゾンが本人確認資料の提出を求めてくる未公開ページ(※下手打ちしたい場合:https://sellercentral.amazon.com/hz/approvalrequest/registration)

資料提出ページが見て取れますよね。
今後、個人・法人の営業形態を問わずこの取締りが強くなる、そう我々は考えている訳です。

提出すれば大丈夫なんでしょ?

さて、果たしてそう言い切れるでしょうか?

皆さん、思い出してください。
あのヨーロッパの惨劇を。

ヨーロッパは、もう大分前に一足早く身分証の確認が求められる仕組みになりました。
この時、このようなアマゾンの変化にセラー側も、そしてアマゾンですら対応出来ていませんでした。

このブログを読んで頂いている方には分かるかもしれませんが、アマゾンが大きく動く時は大きく荒れます。
つまり、サスペンドの取り締まりなどによる阿鼻叫喚の声が増幅する傾向にあるんです。

これは、もはや一つの大きな凍結のトリガーとして考えるべき現象です。

なので、我関せずという顔をしている人が居たとしたら、それは本当の意味でのAmazonというプラットフォームを理解出来ていない人だと断言します。
ただし、Amazonとのイタチごっこの連鎖において、常に優位に立ち続けられる自信があるのなら話は別です。

もちろん、自分はその自信しかありません。

何故その様な事態になる可能性が出てきたのか?

最もAmazonが動くきっかけとなる大きなものは何か?
それは、ユーザーの満足度を改善する時と外圧(※法律や判例など)から改善する時です。

一応、外圧で近いところをいうと、ヨーロッパアマゾンの身分証確認導入ですね。
一方で、顧客満足度の改善というのは、本当に色々あります。

特に、Amazonは「なんでも買える!安い!」というイメージだけじゃなく、「配送料が無料」というイメージをCMまでやり出して全面的に押し出したのは記憶に新しいですよね。
これも何度も言っていますが、拡大した市場を強固にするのは成熟させる事です。
顧客満足度を上げる為に、あらゆる手法を用いで改善していき、成熟させることがプラットフォームの個性を強力に育て上げる手順だと自分は考えています。

そして、色々と自分の中で分析した結果、Amazonが即席感のある特設ページまで作って身分証確認に踏み出している要因は、顧客満足度の部類に近いと思っています。
その具体的な理由として、上げられるのが近頃頻発している

『Amazon上での詐欺』

です。

ご存知でしたか?

Amazon上で頻発する詐欺セラー

「論よりまず見せて!」という事で、以下のセラーページをご覧ください。

詐欺セラーの例

これは、近頃自分の縄張りをうろついてきた詐欺セラーです。
やっている事は、極単純。

無在庫セラーのように何万点と大量に売れ筋商品などを出品し、低価格で販売、さらにハンドリングタイムを24日などと長期間にする事で、Amazonの凍結前にキャッシュアウトする作戦を取っているようでした。
ただし、カートを取る術を知らないという点と戦いを挑んだ相手が悪かったという点、そして明らかすぎるという点、それら全てから考察した結果、彼らは馬鹿です。

でも、オレオレ詐欺のように一定数のキャッシュアウトは出来ていたのでしょう。
というのも、深く調べていくと自分のように好戦的な相手が居ないカテゴリなどにも登場していたからです。

さらに、アカウントは量産していたのか買い取っていたのか、はたまたクラックしてアカパスを奪い取ったのか知りませんが、倒しても倒しても違うアカウントで起き上がってくるまさにゾンビ。
ウォーキング・デッド。ドーン・オブ・ザ・デッド。ランド・オブ・ザ・デッド。スリラー。アイアムアヒーロー。
兎に角、2日以内には起き上がってくるゾンビちゃんです。

まぁ倒れても起き上がるぐらいですから、ある程度潤沢に資金をせしめることに成功したのでしょう。
実際に、このような詐欺は最近頻繁に行われるようになりましたからね。
さすがに、資金回収出来る前に潰されるような箇所を彼らも重点的に攻めようとは思わないでしょうから避けだしましたが、それでも今も違う箇所のASIN群に同様のアクションを掛けている可能性が高いです。

こんな出来事が最近頻繁に行われているわけですから、そりゃAmazonも顧客からのクレームを避ける為に急いで対策しますよ。
そして、そうすることで制限が厳しくなるXデーも近くなる訳です。

これが全ての要因とは言いませんが、このような一部の馬鹿集団が全セラーの首を絞めるような行為をしている事に関して、遺憾の意を表したいと思います。
そして、こういう輩を見つけたら自分は戦います、徹底的に。

さいごに

先ほども書きましたが、色んな要因があってAmazonは動いています。
原因を特定することは出来ませんし、いたちごっこに参加出来ないプレーヤーはいずれ淘汰されます。

なんか怖いこと言っているようですが、現実としてこのような規制やAmazonが大きく動くことによる弊害なども起こりえるという事を頭に入れておいた方が得をすると思います。
・独自の情報をいかに早く手に入れられるか。
・他といかに違う戦略を考えられるか。
・そして、それを実行出来るか。
どの世界でもこの3つが重要だと思います。

Amazonといたちごっこがしたいなら、この3つが最低限出来るレベルじゃないと話にならないですよ。
競争社会ですから。

信じるか信じないかは、あなた次第です♪

ー PS ー

パートナー募集は引き続き行っています。
当方も色んな方とお話しさせて頂きたいと考えていますので、どしどしご応募ください。
詳細に関しては、こちらをご覧ください。

 

この記事を書いた人

TAITOBA
自らがECとしてのプレイヤーである傍ら、年がら年中、Amazonの実験や解析に打ち込む。 そんな日々から得た貴重なデータやどうでもいいデータ、さらにECについて思う事などを好きなだけ語り尽くします。

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